古謝樹
東北楽天ゴールデンイーグルス #17 | |
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2024年4月 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 神奈川県横浜市保土ケ谷区 |
生年月日 | 2001年8月18日(22歳) |
身長 体重 |
181 cm 76 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投左打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2023年 ドラフト1位 |
初出場 | 2024年5月25日 |
年俸 | 1600万円(2024年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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古謝 樹(こじゃ たつき、2001年8月18日 - )は、神奈川県横浜市保土ケ谷区出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。東北楽天ゴールデンイーグルス所属。
経歴[編集]
プロ入り前[編集]
横浜市立瀬戸ケ谷小学校時代に山友スターズ(58期生[2])で野球を始め、横浜市立岩崎中学校では軟式野球部に所属していた[3]。
湘南学院高等学校では当時臨時コーチを務めていた小倉清一郎から指導を受けた[4]。3年夏は神奈川大会3回戦で県立相模原にコールド負けを喫した[5]。3年間で甲子園大会出場はなかった。
高校卒業後は桐蔭横浜大学へ進学し、2年春からリーグ戦に登板。3年秋のリーグ戦では5勝を記録して優勝に貢献し、最優秀投手賞を受賞した[6]。4年春に出場した全日本大学野球選手権大会では、仙台大学との初戦で自己最速を更新する153km/hを計測した[7]。日米大学野球選手権大会、侍ジャパンの壮行試合などに出場した後、2023年9月6日にプロ志望届を提出した[8]。同期に伊禮海斗がいる[8]。
2023年10月26日のドラフト会議では常廣羽也斗、前田悠伍を抽選で外した東北楽天ゴールデンイーグルスが外れ外れ1位にて交渉権を獲得した[9]。11月14日、契約金1億円、年俸1600万円で入団に合意(金額は推定)[1]。背番号は17[10]。
楽天時代[編集]
2024年はオープン戦で2試合に登板するも防御率4.50という成績で[11]、開幕一軍入りはならなかった[12][13]。一軍での初先発・初登板は同年5月25日の対日本ハム戦となり、この試合では6回を2失点5被安打、四死球はゼロに抑えるなど粘投したものの、打線の援護に恵まれず初めて敗戦投手となった[14]。
選手としての特徴[編集]
力感がなく出どころの見えにくい投球フォーム[15]は湘南学院高校1年時、かつて横浜高校で松坂大輔らを育てた小倉清一郎が臨時コーチに就任し、同氏の指導で成瀬善久を参考にして[16]作り上げたものであり、最大の特徴である[17]。
持ち球は最速153km/hのストレート[7]、スライダー、カットボール、カーブ、チェンジアップ、ツーシーム[15]。緩急を使った投球が武器である[18]。
人物[編集]
- 北海道日本ハムファイターズの細野晴希とは練習中や試合中、ベンチに戻る際に談笑しており、仲が良い。
詳細情報[編集]
記録[編集]
- 初記録
- 投手記録
- 初登板・初先発登板:2024年5月25日、対北海道日本ハムファイターズ6回戦(楽天モバイルパーク宮城)、6回2失点で敗戦投手
- 初奪三振:同上、3回表に五十幡亮汰から空振り三振
- 初勝利・初先発勝利:2024年6月8日、対中日ドラゴンズ2回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、6回9安打2失点
- 打撃記録
- 初打席:2024年6月8日、対中日ドラゴンズ2回戦(バンテリンドーム ナゴヤ)、2回表にウンベルト・メヒアから投犠打失策
背番号[編集]
- 17(2024年 - )
代表歴[編集]
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ a b 「【楽天】ドラ1古謝樹が契約金1億円、年俸1600万円で契約合意「見たことない数字で驚いた」」『日刊スポーツ』2023年11月14日。2024年2月17日閲覧。
- ^ 「History」『山友スターズ』。2023年11月9日閲覧。
- ^ 「岩崎中出身古謝樹さん 楽天からドラ1指名 「下剋上」胸に1軍舞台へ」『タウンニュース 保土ケ谷区版』2023年11月9日。2023年11月9日閲覧。
- ^ 「阪神スカウトらが注目する「古謝樹」って何者? “就活の場”で最速153キロを叩き出す半端ない伸びしろ…急成長のウラに“あの名参謀”(高木遊)」『Number Web』2023年6月16日。2023年9月6日閲覧。
- ^ 「相模原、新旧4番の活躍で湘南学院に圧勝/神奈川 - 高校野球夏の地方大会」『日刊スポーツ』2019年7月18日。2023年9月6日閲覧。
- ^ 「桐蔭横浜大の150キロ左腕・古謝樹がプロ一本を宣言 ことし初練習に「気持ち高ぶる」【大学野球】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年1月10日。2023年9月6日閲覧。
- ^ a b 「桐蔭横浜大・古謝、自己最速の153キロ 10回タイブレークで4失点も9回まで0封【全日本大学選手権】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2023年6月6日。2023年9月6日閲覧。
- ^ a b 保坂淑子「桐蔭横浜大の最速153キロ左腕・古謝樹、生長蓮、伊禮海斗がプロ志望届を提出 - アマ野球」『日刊スポーツ』2023年9月6日。2023年9月6日閲覧。
- ^ 「ドラ1左腕が「空から降ってきた」 手荒い祝福にファン困惑「映画みたい」」Full-Count、2023年10月27日。2023年10月28日閲覧。
- ^ 「【楽天】ドラ1の古謝樹が背番号17初披露 大学時代から背負う相棒に「やっぱり自分は17」」『日刊スポーツ』2023年11月24日。2024年2月17日閲覧。
- ^ 「2024年度 東北楽天ゴールデンイーグルス 個人投手成績(オープン戦)」『日本野球機構』。2024年5月26日閲覧。
- ^ 「24年度「開幕一軍」の登録公示 楽天は新守護神則本・ドラ5松田含む29名」『BASEBALL KING』2024年3月28日。2024年5月26日閲覧。
- ^ 「【開幕1軍ルーキー】度会隆輝&西舘勇陽ら15人が1軍登録 西武1位・武内夏暉は開幕1軍ならず」『日テレNEWS NNN』2024年3月28日。2024年5月26日閲覧。
- ^ 「【楽天】ドラ1・古謝樹はデビュー戦勝利ならず 6回2失点も援護なし」『スポーツ報知』2024年5月25日。2024年5月26日閲覧。
- ^ a b 「2023年ドラフト戦線の隠れた実力派 150キロ左腕の桐蔭横浜大・古謝樹は、球速よりも「球質」で勝負する」web Sportiva、2023年4月27日。2023年11月17日閲覧。
- ^ 「【ドラフト】楽天1位・古謝樹 成長を支えた〝下克上〟魂「下からはい上がる強い気持ちを持って」」東京スポーツ、2023年10月26日。2023年11月17日閲覧。
- ^ 「【ドラフト】楽天1位指名の桐蔭横浜大・古謝樹が小倉清一郎氏に感謝「プロでもこのフォームで」」スポーツ報知、2023年10月26日。2023年11月17日閲覧。
- ^ 「【東北楽天ゴールデンイーグルス】1位で左腕・古謝樹の交渉権を獲得 指名投手5人全員が182センチ超の高身長揃い プロ野球 ドラフト名鑑2023」DAZN NEWS、2023年10月31日。2023年11月17日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 個人年度別成績 古謝樹 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手名鑑 - 東北楽天ゴールデンイーグルス公式サイト
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE